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運筆の原理とは

 この手法では、筆の代わりに厚紙の刷毛(はけ)(幅15mm×長さ135mmの特製厚紙)を使用しますが、それにより、短期間の運筆の習得が可能となりました。運筆の原理とは、筆の運びの原理のことを言い、またここではその原理を基に運筆が自然に身に付くように開発された手法のご紹介をします。

道具について

それでは、練習する上で必要な道具についてご説明します。

[写真A]
書道の用具
[写真B]
[写真C]
刷毛の再生
  • まず、硯と墨を用意します。硯の大きさは、はがき大くらいが目安です。墨も5、6センチくらいの長めのもので、手に取って摺りやすいものを選んでください。([写真A]を参照)
  • 下敷きに沿って筆を進めますので、厚紙をご用意ください。A4版以上の厚紙に13センチ平方の四角を描き、上下、左右に中心線を引きます。
  • 練習用の用紙は上質A4版の普通紙、または書道半紙が良いでしょう。
  • 刷毛は、厚手の画用紙を切って使用します。幅15mm×長さ135mmに細長く切り、使用します。刷毛の持ち方は、下から3cmくらいを鉛筆を持つように軽くもちます。([写真B]を参照)
  • 墨を摺り、心を落ち着かせたら力を入れずに刷毛を軽く持ち、墨をしっかりつけて始めてください。
  • なお、紙を抑える文鎮と墨に足す水差しも用意しておくと便利でしょう。

刷毛(はけ)の主な利点は

  1. 運筆の表現がしっかりとでき、墨の含みにも耐える丈夫さがある。
  2. 筆の動きでの明確な表、裏が見え、筆圧の加減の抑揚の解説が的確にできる。
  3. 画用紙なので、先端が傷めば切ることで簡単に再生ができ、経済的である。([写真C]を参照)
一例

実際に厚紙の刷毛で運筆している一例をご覧ください。
写真をクリックすると、大きな画面でご覧いただけます。

1.さあ、書き始めです。まず起筆は斜めに打つ点から…。

2.基本となる横線書きの運筆です。上辺の表を離さずに。

3.払いは、刷毛の表を離さずに、筆圧を軽くしながらスッとやや速めに。

4.しっかりと止めて筆圧をかけましょう。

5.転折では刷毛の向きを変えずに、引く方向を変えて…。

6.刷毛の表と裏を見届けながら、ここでゆっくりそのまま右方向に運筆します。

7.ハネ上げも刷毛の表(先端)をつけてしっかりと。

8.印を押して完成です。皆様も是非運筆してみてください。